不安定なマスクの供給状況につきまして
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不安定なマスクの供給状況につきまして

2020.04.25

本ページの内容は執筆時点(2020/4/25)での状況です。
マスクを取り巻く動静は、今現在も短期間で目まぐるしく変わり続けていることをご承知ください。

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。
その感染症まん延を防ぐために欠かせないマスク。

弊社では長年、事務用消耗品であるプリンターインク、トナー、筆記具等の通販事業を行って参りましたが、その事業を通じて知り合った中国関連の仲間内業者より「中国より独自ルートでのマスクの仕入れが可能だが販売を手伝ってもらえないだろうか?」と言った要請を受けたのが20年2月中旬。

その時点でも国内でのマスク不足は大きな問題になり始めており、微力ながら少しでもお手伝いが出来ればと思い、マスクの販売を始めさせて頂くことに致しました。

実際にマスクが入荷し、販売を開始したのは、20年3月中旬。
その時点では国内でのマスク不足はさらに深刻な問題となっており、連日ニュースでは開店前のドラッグストアの前に並ぶマスクを買い求める方々の姿が報道されており、ネットでも予約販売を受け付けている店舗こそあれ、在庫を持ち即納で発送する店舗などほぼ皆無の状態でした。

弊社取り扱いサージカルマスクの製造設備の試運転の様子

そんな中、弊社からの初回出荷はご注目をいただき、NHKニュースでも出荷の様子を取り上げていただき、その後も民放各社のニュース番組より取材いただき、順調に販売スタートを切ることができました。

弊社のマスク販売スタートからすでに一ヶ月以上が経っておりますが、未だにマスクの供給量は決して十分と言えず、価格も高止まりしたまま、世界中で安い粗悪な品質のマスクでのトラブルも聞こえてきます。

なぜなのか? 様々な原因や今後の見通しがマスコミやネットで語られておりますが、この二ヶ月間、マスク関連の内外業者、とりわけ中国の製造業者から聞くマスクという商品を取り巻く最近の状況から考えると、決して真実が語られ、予想されているとは思えません。私が聞き知っているのは業界のごく一部の声かもしれませんが、ご参考までにお聞きください。

現在のマスク、とりわけ使い捨ての不織布製マスクを
取り巻く混乱した状態の原因は大きくは3点あります。
弊社を取り上げていただいた様子。画像はnews every.より
弊社を取り上げていただいた様子。
画像はnews every.より
弊社を取り上げていただいた様子。画像はnews every.より そんな中、弊社からの初回出荷はご注目をいただき、NHKニュースでも出荷の様子を取り上げていただき、その後も民放各社のニュース番組より取材いただき、順調に販売スタートを切ることができました。

弊社のマスク販売スタートからすでに一ヶ月以上が経っておりますが、未だにマスクの供給量は決して十分と言えず、価格も高止まりしたまま、世界中で安い粗悪な品質のマスクでのトラブルも聞こえてきます。

なぜなのか? 様々な原因や今後の見通しがマスコミやネットで語られておりますが、この二ヶ月間、マスク関連の内外業者、とりわけ中国の製造業者から聞くマスクという商品を取り巻く最近の状況から考えると、決して真実が語られ、予想されているとは思えません。私が聞き知っているのは業界のごく一部の声かもしれませんが、ご参考までにお聞きください。

現在のマスク、とりわけ使い捨ての不織布製マスクを取り巻く混乱した状態の原因は大きくは3点あります。



1.新型コロナウイルス感染症の世界的な流行による
 世界規模でのマスク需要のひっ迫


世界中でマスクが不足しております。

最初に感染症が広がった中国では、2019年時点で世界シェア5割のマスク生産能力があっても14億人分もの国内需要は満たすことができず、海外への輸出をストップした上、中国政府は国内業者にマスクの増産を指示。

以前よりマスクを製造している工場では他の製品の製造を止めてでもマスク製造ラインを24時間フル稼働状態にして増産をし、他業種である自動車メーカー、家電メーカー、石油会社、IT関連大手業者までもが新たにマスク製造ラインを新設して増産を図りました。

結果、中国国内での需要はなんとか満たせるようになり、中国での感染拡大も峠を越えたと思われる頃には、中国から飛び火した世界各国で中国以上の感染拡大が起こり、世界中からマスクが求められるようになりました。

特に感染拡大が激しい欧米での需要が一気に高まりました。
欧米では一般的に医療従事者や病院の入院患者、食品工場などごく限られた人、場所でしかマスクは利用されず、一般人が日常的に屋内、屋外を問わずマスクを着用するという習慣がありませんでした。そのような10億人を超える人々が突然マスクを求め始めたのです。

感染拡大が収まり始めている中国でも、停止していた工場や店舗の操業、営業を再開する条件として従業員全員のマスク着用を義務付けられている都市があり、そのような地域ではマスクが手に入らなければ事業が再開できません。

欧米でも外出時のマスク着用が義務化されて違反すれば罰金、逮捕といった地域まで出てきています。そういった国、地域のバイヤーは、マスク生産に余力が出てきた中国で、金に糸目をつけずに買い漁るといった行動に出ているのです。

中国のマスク製造業者、工場は日本にはとても友好的です。最高のお得意先だからです。新型コロナ騒動以前から日本は年間を通して一定量の需要があり、冬場のインフルエンザ流行期や春先の花粉症時期には大量に購入してもらえるお得意先であり、今後この騒動が収まった後も変わらず買っていただけるお客様と考えているからです。

それに比べれば欧米からの引き合いは今だけと考えています。とはいえ目の前に札束をぶら下げられればついそちらへ……となってしまうのも責められません。

ともかく今は世界中が中国でマスクの争奪戦をしているといった状態になっています。



2.原材料費、運送費の高騰


マスクの原材料が値上がりしているという話はマスコミでも時々報じられます。

では、どれほど値上がりしているのかご存知でしょうか?

マスク原材料費の高騰 グラフ

マスクの主原材料である不織布は一般的にマスク製造工場には大きなロール状で納入されますが、2019年までは1ロール日本円で約30万円だったものが、2020年4月現在350万円以上11倍以上になっているそうです。

また、マスクの性能を左右し、マスクの心臓部でもある、3層構造の中間に装着されているフィルター。これも昨年末まで約80万円だったものが20年4月現在約1000万円12倍以上値上がりしています。

日本でも品薄が話題になったマスクのゴムひも等、マスクの原材料全て、軒並み桁が変わる値上がりをしています。そして値上がりは今も続いており、どこまで高くなるのか現地の工場でも見通しが立たないと聞いています。

世界中からの需要は増え続けており、マスクの製造ラインは比較的小規模な生産設備の為、中国だけでなく、日本国内はもとより世界中で増えてマスクの生産能力は日に日に増強されていますが、不織布の製造設備はプラントとまではいきませんが比較的大規模な設備が必要で、数ヶ月で稼動を始め増産体制に入るというのは不可能だと聞いています。

ところで、なぜ大手ドラッグストアチェーンの店頭では昨年と同程度の価格で、お一人様一点限りとかの条件をつけて毎日少量づつ販売しているのか、ご存知でしょうか。

お客様が毎朝開店前に行列を作る映像はニュースネタにもなり、マスクの品不足感の演出に一役買いました。

ドラッグストアでの価格が以前のままなのは、年間契約の契約価格であったり、通常の年であってもインフル&花粉の最もマスクが売れる時期と重なった為、普段よりも在庫を厚く持っており、それを小出しに店頭に出していたと思われます。

では、なぜ圧倒的品不足に陥っているのに追加発注をかけないのでしょうか?手に入らないのでしょうか?

そんなことはありません。前項でもお話ししたように中国の工場にとって日本の顧客は上得意です。しかも大手ドラッグストアチェーンなどVIP待遇です。追加発注があれば最優先で対応してくれるはずです。
仮にその工場が能力的に増産が無理であっても、今後新規に取引を始めたい競合工場からいくらでも引き合いがあったはずです。

では、なぜ追加発注しないのか。問題は価格です。原材料費が10倍以上に高騰しているのです。

以前のままの価格では絶対に無理です。どんなに無理をしても数倍の価格になってしまいます。現在私共が販売させていただいている価格程度になってしまいます。するとおそらく事情をご存知ないお客様より『人の弱みに付け込んでぼろ儲けするつもりか!』などといった非難の声が寄せられるであろうと考え、それを避けたと思われます。企業存続のためには致し方ないとは思いますが……

弊社にもそのような内容のお客様の声をメールや電話で頂戴することもございますが、真摯にご説明をし、ご理解いただけるよう勤めております。

運送費の値上がりに関しましても、かなり厳しい状況になっております。
航空運賃の値上がりはニュースにもなっているように数倍に上がっており、さらに便数も減便されている影響で、貨物スペースの奪い合いが起きており、弊社に入荷予定だったマスクが中国側の空港で一週間も留め置かれたりと、運賃の高騰だけでなく遅延もひどい状態です。



3.新規参入業者及び無許可製造業者の暗躍


中国国内ではもともと医療品関連資材の生産には政府の発行する生産許可証が必要で、マスクの製造も含まれています。

ところが、今回の新型コロナバブルとでも言える、マスクをはじめとした医療関連物資需要の爆発的増大に伴って、数万件もの新規参入と、許可さえ取っていない無許可の闇業者も参入して、
世界各地で不良品問題を起こしました。

中国政府はこの問題を重く見て違法業者の摘発を強化するとともに、医療関連物資の輸出を許可制にし、税関で厳しい全品検査を実施するように輸出体制を変更しました。 この措置により中国税関当局により品質基準に適合していない大量のマスク、防護服、検査キット、人工呼吸器などが
没収されているもようです。

弊社に納入いただいている業者は、長年衛生用品の製造を行っている業者ですので税関検査についての心配はありませんが、税関で全ての医療関連物資の検査を実施するというので、検査の順番待ちで通関に大変に時間がかかっており、予想も立てられない為、度々入荷予定が変更になり、品切れ等でお客様にはご迷惑をお掛けしており、お詫び申し上げます。

なお、先週あたりから日本国内で出回り始めた比較的低価格のマスクは、この中国側の検査強化の実施直前に滑り込みで通関された商品も含まれていると思われますので、注意が必要です。

また、ゴールデンウィーク前やゴールデンウィーク明けの出荷予定で予約注文を受け付けていたマスクのうち、かなりの割合の商品が中国税関で没収されているという情報も入っておりますのでご注意ください。



サージカルマスク 立体型マスク 3層構造フィルター ウイルス対策 細菌対策 花粉対策 防塵対策





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